石張りパネル

石張りパネルは自然石を一定の厚さに切り出し、所定のデザインに割り付けた後、生コンクリートを打設し、石材と生コンを一体化させた製品です。
自然の石積みの重厚感をもちつつ、施工性、安全性に優れたコンクリートパネルです。

歴史漂う町並み作り
石張りパネルは、コンクリート製品でありながら琉球石灰岩の持つ温かさがあります。
また、琉球石灰岩の「す」には埃がたまりやすく、時間の経過と共にカビ・コケが自然に生え、周辺環境となじんだ変化をするため、構造物の持つ人工的な違和感が緩和されます。

工期短縮と経済性
石材不足、石工職人不足、石積み技術力の低下などの問題が重なり、現場でコンクリート躯体に一枚ずつ石材を貼り付けるには、長い時間とコストがかかります。
沖縄セメント工業鰍ナはあらかじめ石材を規定の寸法にカットし割り付けることで大幅な時間短縮を実現し、さらにパネル化することにより現場での設置作業も短縮できるようになりました。

○○○  施工実績写真  ○○○
うるま市警察学校 ひんぷんパネル
琉球石灰岩 方形張り 300x600 
平成21年3月 寸法 H1650 x L8100
沖縄の歴史的な住宅物には『ひんぷん』とよばれる目隠し石がありました。
『ひんぷん』とはもともと中国語の屏風(ひんぷん)のことで玄関をさえぎるように設置されます。
沖縄の魔物は角を曲がるのが苦手なため、直進して入ってこないように魔除けの石です。
高さ1650x長さ8100のひんぷんをパネル化して工場製作しました。
パネル継ぎ目も分かりにくく、大型で美しい『ひんぷん』が出来ました。



沖縄市 水辺プラザ  山崎橋
リサイクルストーン 相方張り φ400〜φ450


沖縄市 水辺プラザ  山崎橋
リサイクルストーン 相方張り φ400〜φ450
平成19年7月 橋長:28.1m
水辺プラザ内にかかる橋であり、護岸の石積みとなじむよう、石張りが採用されました。
また、近年の石材供給による自然環境への負荷を軽減するため本石材にかわり
環境にやさしい、リサイクルストーンを使用しました。
周囲護岸の石材サイズに見劣りしない、大きなサイズのリサイクルストーンを
配置しました。

名護市 あなだ橋 (ひんぷんガジュマル近く)
琉球石灰岩 方形張り
平成4年3月 橋長:16.08m
地覆部、高欄部を自然石組積みの石橋を表現しました。
それまでの橋梁が老朽化し改修工事が行われました。
近くには樹齢300年を越える古木が有り周辺環境との調和を考慮しました。
車両通行が多く橋梁の振動が懸念され現場での石積みは困難でした。
そこで石張りプレキャスト製品を製作し、現場設置となりました。

那覇新都心 天久1号橋(国際高校−真嘉比方面)
琉球石灰岩 相方張り φ150〜φ300
平成9年4月 橋長:38.9m
地覆部、高欄部を自然石組積みの石橋を表現しました。
那覇新都心都市景観委員会にて橋梁周辺環境との調和が検討されました。
周辺が公園となることから石材の剥離脱落などの危険に対する安全確保が望まれました。
石材裏面に剥離防止の金具を取り付けることができる為、石張パネルが採用されました。

那覇新都心 天久1号橋
高欄 : 琉球石灰岩 相方張り φ150〜φ250
地覆 : 琉球石灰岩 相方張り φ200〜φ300


豊見城村 真玉橋
高欄部 : 琉球石灰岩 相方張り 切り肌仕上げ φ150〜φ200
地覆部 : 琉球石灰岩風型枠擬石   相方模様 φ300〜φ450
平成14年11月 橋長:78m
沖縄の石橋の代表する名橋でしたが戦争で破壊されました。
県主催の景観委員会により歴史的な背景を考慮した石造をデザインしました。
アーチの縁取りには、城門をイメージして厚めの石材を配置しています。
アーチ型の覗き窓は足元から向こう側が見えるので、開放感があります。
特に幼児の目線から見た場合には、視野をさえぎらず圧迫感が軽減されます。
覗き窓にはすり抜け防止用に隙間が15cm未満の格子を設けてあります。
地覆部の描く橋全体的なアーチと、覗き窓の描くアーチに統一感があります。
戦前の真玉橋と同じくアーチ型窓を採用しました。

豊見城村 真玉橋
高欄部 : 琉球石灰岩 相方張り 切り肌仕上げ φ150〜φ200
地覆部 : 琉球石灰岩風型枠擬石   相方模様 φ300〜φ450


東風平町 西部プラザ ウマチー公園
高欄、地覆 : 琉球石灰岩 方形布張り ビシャン仕上

倉敷ダム
沖縄市 倉敷ダム
高欄、地覆 : コンクリート型枠擬石パネル 相方模様
平成5年 3月  橋長:64.9m
ダム取水塔への連絡橋であり、親水公園との景観バランスを配慮しました。
ダム底より橋梁天端までの高さが18mになり、足場支保工が問題でした。
コンクリートパネルを工場で製作し、クレーンで設置することで足場を最小限にしました。
現場打ちに比べて工期が短くなりました。

崇元寺橋
那覇市 崇元寺橋
高欄 : 琉球石灰岩風型枠擬石 相方模様 φ150〜φ250
歴史的な橋に広く見られるデザインで、高欄に手摺りを設けています。
隙間スペースが大きいので、橋の向こう側がよく見えます。
非常に開放的で、風通しもよいので涼しげな印象を受けます。
手摺り受けには崇元寺橋や首里城本殿などで見られる魚貝をかたどった製品を
採用して琉球の歴史的なデザインを取り込んでいます。

那覇市 崇元寺橋
高欄 : 琉球石灰岩風型枠擬石 相方模様 φ200〜φ300
地覆 : 琉球石灰岩風型枠擬石 方形張り      400x500


那覇空港入口モニュメント(台座部)
琉球石灰岩 相方張り φ200〜φ250

その他
アパヌク橋 名護市 平成8年 橋長:11.71m
あなだ橋の上流に位置しあなだ橋と同様のデザインの石張り高欄が採用されました。
月見橋 南大東島 平成9年 橋長:45m
地覆部を石張りパネル取付とし、橋台部と橋脚部は石張りパネルを利用して残存型枠とし躯体を成型しました。
沖縄セメント工業株式会社
コンクリート製品事業部

沖縄県中城村字添石 69-1(2F)
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